メキシコ市が新たな犯罪対策、銃器をXboxと交換

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070328-00000942-reu-int


 3月27日、メキシコ市が新たに導入した犯罪対策では、銃器をXboxと交換するとしている。写真は2月、メキシコ市のテピート地区で撮影(2007年 ロイター/Daniel Aguilar)

 [メキシコ市 27日 ロイター] 犯罪都市としても名高いメキシコ市の警察当局は27日、薬物犯罪などの撲滅を目指した新たな銃器対策を導入した。警察に銃器を持ち込めば、コンピューターや家庭用ゲーム機と交換するとしている。

 警察署長によると、機関銃のような大型の銃器はコンピューターと交換し、小型銃器は現金もしくは、米マイクロソフトの家庭用ゲーム機「Xbox」と交換するとしている。

 同市のエブラルド新市長は、犯罪者の隠れ家追跡や、路地を遮る露天業者の一掃など、市内の秩序回復に向けた取り組みを推進。また同国のカルデロン新大統領も、犯罪が深刻な複数の州に昨年12月から軍を派遣するなどしている。

 メキシコ市でも犯罪の多いテピート地区では先月、コカインやマリファナ流通の中心地となっている場所に警察が突入していた。

 警察は今回の銃器対策の第1弾として、1台当たり8500ペソ(約9万円)のコンピューター100台を準備。ソフトはマイクロソフトが無償提供しているという。

 警察によると、初日は銃器17丁の持ち込みがあり、そのうち12丁がテピート地区からのものだった。

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