ネット空間に仮想支店次々 日本の広告会社

http://www.asahi.com/business/update/0216/175.html


 日本の広告会社が、ネット上に出現した米国発の「仮想空間」に相次いで出店している。「セカンドライフ」と呼ばれるウェブ空間では300万人以上が「仮想生活」を営んでおり、企業が広告や宣伝の場として利用を始めているからだ。日本語版も近く公開されるとあって、広告会社は空間内に「仮想支店」を設置。顧客企業の来店を待っている。

 これは、米リンデンラボ社が03年に始めたウェブサービス。ネットを通じて他人と遊ぶ点がオンラインゲームと似るが、運営側が用意するのは原則「空間」だけ。参加者が専用ソフトで自身の姿や土地、建物などを自由に作って交流する。作った物を、米ドルと交換できる仮想通貨で売り買いすることも可能だ。

 ネット広告大手オプトは1月26日、この空間に「セカンドライフ支店」を開いた。担当者がキーボードをたたいて3日間で建設。受付でスーツ姿の社員が待つ。「興味を持った企業の担当者に来てもらい、空間内を案内する」という。

 博報堂DYホールディングス系のネット広告会社やサイバーエージェントも1月下旬、支店を設置。最大手の電通は今月8日、IT系人材育成会社と組み、この空間内での企業活動の研究を始めると発表した。

 日産自動車はすでに、ここにサーキットを作って米国向けの車を走らせ、トヨタ自動車ショールームを置くなど、企業の宣伝活動が盛んになっている。

あー、しかしセカンドライフサインアップできないんですけど…