ボスニア虐殺の生存者と判明、ユタ州の無差別乱射の少年

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200702150024.html


2007.02.15
Web posted at: 18:08 JST

  • CNN/REUTERS

ユタ州ソルトレークシティー――ソルトレークシティー市内のショッピングモールで12日、若い男が散弾銃を無差別に乱射、買い物客ら5人が死亡した事件で、東欧ボスニア・ヘルツェゴビナに居住のいとこは14日、犯人がボスニア内戦でセルビア人勢力による虐殺現場での生存者だった事実を明らかにした。

乱射では、犯人の18歳少年は警官に射殺されている。また、4人が重傷、うち2人が重体となっている。

いとこによると、少年は1992年─95年のボスニア内戦で、家族と共に村からスレブレニツァ町へ避難。同町で2年過ごしたが、セルビア人勢力が95年に占拠後、イスラム教徒ら約8000人が虐殺されている。少年は母親と共に国連軍に救出され、後で父親とも合流していた。

一家は難民として2000年に米国へ移住。いとこは、少年について「4、5歳の時は悪ふざけすることもあったが、よい子だった」と回想。ソルトレークシティーの乱射を知り、衝撃を受けたという。子供時代に遭遇した虐殺事件が少年の心に傷跡を残したのかどうかについては分かりようがないとしている。

乱射について、地元署は「大量の殺りく」を計画していた疑いがある、と指摘。モール内での食事中の非番の警官が1人で応戦、惨事の拡大を防いだとしている。

少年はトレンチコートの中に銃を隠してモールに車で到着、駐車場で2人を殺害後、モール内に入っていた。散弾銃の他、38口径の短銃、大量の銃弾を持っていた。駐車場で撃たれた男性が近くのレストランにたどり着き、犯行を知らせていたという。

少年のおばは地元テレビに対し、市内の複数の学校に通っていたが、2004年に退校していたと述べている。

うは。リアルブラックラグーン。。