米政府、ホッキョクグマを絶滅危惧種に指定へ

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200612280029.html


2006.12.28
Web posted at: 19:39 JST

  • CNN

(CNN) 米内務省は27日、北極海の氷がとけ、生息域が脅かされつつあるホッキョクグマを、米国の絶滅危惧(きぐ)種に指定すると発表した。地球温暖化対策に消極的なブッシュ政権が、気温上昇による環境変動が原因で絶滅の危機に瀕していると見られるホッキョクグマの保護に乗り出したことは、政府政策の方向に転換があるのではないか、との見方も出てきた。

内務省によると、北極圏に生息するホッキョクグマの個体数は2─2万5000頭で、このうち約5000頭と推定している。

ブッシュ政権はこれまで、二酸化炭素などの温室効果ガスの影響と温暖化の関連について「わからない」とする立場を堅持し、先進諸国に温室効果ガスの排出制限を義務付けた京都議定書から離脱するなど、温暖化対策には消極的な姿勢を見せている。

環境団体の米グリーンピースのカート・デイビーズさんは、「ブッシュ政権は地球の温暖化を認めようとしないが、研究者らの調査報告や高まった世論を無視できなくなったのではないか」と話している。

世界各地で絶滅の危機にある動植物を調査する国際自然保護連合(IUCN)は今年5月、絶滅の恐れがある動植物をまとめた「レッドリスト」最新版に、ホッキョクグマを追加している。

なんか勝手な話という気がしますが…