悪ふざけ一線を越える…教師が修学旅行で「銃撃だ」

http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070515/usa070515006.htm

 【ロサンゼルス=松尾理也】米テネシー州で、小学校の修学旅行中に教師らが「銃を持った男が逃走中だ」と児童たちに告げるなどの悪ふざけをしていたことが判明。父母からの抗議で、教頭らが停職処分に追い込まれた。

父母が抗議、教頭が停職処分

 現地学校当局の発表などによると、騒ぎが起きたのは10日夜。州立公園への修学旅行中だった同州ナッシュビル郊外の小学校6年生一行が、夜食を終え、翌朝の出発に向け準備をしていたところだった。

 教師が突然、「公園内で銃を持った男が逃走中で、発砲があった」などと説明。子供たちに、その場に伏せて静かにするよう指示した上、明かりを消した。子供たちは指示に従ったが、しばらくして教師は「いたずらだった」と明かした。

 実は、この小学校の修学旅行では毎年、最後の夜に教師らがちょっとしたいたずらを仕組み、生徒を驚かせる趣向が慣例としてあった。ほとんどの子供たちも、その慣例を承知しており、いたずらだとわかった後は「おもしろかった」などと笑顔を見せる子供もいたという。

 しかし、迫真の演技に取り乱す児童も現れ、さらにバージニア工科大の銃乱射事件の記憶もさめやらぬ時期とあって、いきさつを知った父母からは抗議の声が上がった。

 当局は「教師らの悪ふざけは明らかに一線を越えている」と認め、教頭らを停職処分とした。

これはひどい。日本ならまだしもアメリカならしゃれになってないって。