マレーシアとアニメ産業交流 /ソウル市

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 韓国のアニメーション産業がマレーシアに輸出される。

 ソウル市傘下のソウル産業通信振興院(SBA)は9日、南山ソウル・アニメーションセンターでマレーシア・マルチメディア開発公社(MDeC)とアニメーション産業業務交流と協力に関する覚書を締結する。

 締結式にはMDeCのエンシク・バドリシャム・ガジャリーCEO(最高経営者)をはじめ、ナジブ副首相などマレーシア政府の高官も参加する予定だ。今回の覚書締結により両機関は企業間の交流と技術移転などを行う。

 MDeC はマレーシアが国策事業として進めている国際先端メディア産業団地兼IT(情報技術)ハブのMSC(マルチメディア・スーパー・コリドー)開発を総括する法人だ。MSCは 1996年に着工し、2020年に完工する予定で、首都クアラルンプールの都心と国際空港の間の約2億坪(約6億6000万平方メートル)に海外の有名企業を誘致する予定だ。ソウル上岩DMC(デジタル・メディア・シティー)より1200倍も大きい規模だ。

 今回の交流は昨年、ソウル国際漫画アニメーションフェスティバル(SICAF)でマレーシアのアニメーション「サラディン」が最高技術賞を受賞したのがきっかけとなった。

 クォン・オナムSBA代表は「マレーシアは韓国文化産業をベンチマーキング(優良経営実例に倣う目標設定)することに関心を示してきた。日本に遅れを取り、中国に追われる韓国の漫画・アニメーション産業が海外市場に本格的に進出する契機になるだろう」と話した。

チョン・ジソブ記者

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