コードギアス 反逆のルルーシュ10話まで見てみた。

マブラヴオルタネイティヴやったんならコードギアスも絶対はまるってって言われたんですが、とりあえずJOJOデスノート(は、ほとんど見てないけど)みたいな限られた状態での特殊能力での戦いがイイとか言われたので、それはいいかもと思って見てみました。

確かに面白いかな続きを見ようって気になる。まぁコードギアスについては、テレビ放映追いついてないんでなんとも言えないんですが、オルタに関して言えば白金武もたしかに因果導体とかいう設定でかなり特殊な能力を持っているし、Wikipediaでもセカイ系の項に載ってるけど、前作でバッドエンドを見た白金武がループして時間が元に戻って未来を知ってるからって、BETA(敵対的地球外来生物みたいな言葉の頭文字だったはず)に勝って人類を救うとか真顔で言ってるわけですが、結局自分が未来を変えたおかげで、予測不能なクーデターが起こったりして、どうしようもない人間の同士の争いに無力に巻き込まれたりもするわけです。しかも、そのクーデターでは自分のいる国連軍と、斯衛(このえ)軍と将軍殿下、決起軍、アメリカ軍それぞれの主張がぶつかりますが、それぞれに正しさを感じて迷ったりするわけです。

まぁコードギアスのKWで見に来る人が多いと思うのでマブラヴはネタばれしない程度に書きますが、伊隅みちる大尉は戦場で戦うには仲間を死なせたくないというような身近な理由が必要だとか言ってますしね。

あとラストに関してもあれで世界が救われたことになるのかと言う批判もあると思いますが、そもそも結局人間同士の争いを収めることが一番重要という台詞がラストにありますし、「もとの世界」が平和だったって言っても日本が平和だったってだけじゃないの?みたいな台詞も前にありましたし、まぁ現実の世界で解決できない問題をゲームの中では解決するべきだっていったって、無茶だろうと思うわけです。あのラストが不満なら現実の世界でも人間同士の争いを解決するよう努力するべきでしょう(結局解決は出来ないでしょと)。それに主人公も「おれは世界を救うつもりで、結局みんなに救われていた」みたいなことも言ってますしね。

まぁ、それに対してコードギアスは皇帝があまりに悪役過ぎるかなと思います(ところであの声はオルタのラダビノッド指令ですよねw)。まぁ皇帝の言う競争第一ってのも確かに現実世界の縮図かもしれませんが。まぁ、ニーチェも強者と弱者がいるという事実を否定しようとするからルサンチマンが生まれるとか言ってたみたいですし。ただし「強者の論理」(強い・弱いという秩序だけが存在するにすぎない)とは違うようですが。(詳しくはこちらhttp://www.kanshin.com/keyword/607749 ニーチェ入門に昔書いたものがあります)。

まぁあとオルタは相手が意思疎通もまともに出来ないBETAでどっちかが全滅するまで戦うしかないってのがありましたが、コードギアスでは自分を正義の味方って言い切っちゃうあたりも、ちょっとなぁとは思います。まぁ今後どう見せてくれるかというところでしょうけど。どう考えても完全な正義の味方のままでいられるとは思えないんで、なんか展開あるんでしょう。

まぁとりあえずオルタについて書きたかったのですw。コードギアスは最後まで見てみようかと思います。