輸入アニメの放送規制についてネットで熱い討論

http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200701170301.html


 国家広播電影電視総局(放送事業部門)の金徳龍副編集長は16日、同局のウェブサイトで国民とオンライン対話を実施した。「輸入アニメの放送規制」について熱い討論が繰り広げられ、1時間の予定を30分延長して行われた。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。

 金副総編集長は「2006年に制作された国産アニメは時間にして8万分を上回り、コンテンツ不足が緩和されたチャンネルもあるが、全国に33もある子供向けチャンネル、4つのアニメチャンネル、数多くの国産アニメ番組の需要には十分に対応しきれていない」と明かした。

 同局は2006年9月1日から、各テレビ局は17〜20時の間、輸入アニメを放送してはいけないと規定した。国産アニメと輸入アニメの放送比率は7:3を下回ってはいけない。視聴者の中には、中国の一部のアニメは幼稚で出来が良くなく、米国や日本とは比べ物にならないと言う人もいる。金副総編集長は「われわれの政策が海外のアニメを中国で放送するのを規制していると考える人もいる。しかし、国際慣例では、多くの国で自国のアニメ産業発展を保護する政策を制定しており、決して中国だけではない」と述べた。

 さらに「放送規制の政策は国産アニメ産業の発展に大きく貢献している。テレビ局が購入する国産アニメの価格は上昇しており、国産アニメの視聴率は輸入アニメを上回り、以前は輸入アニメを放送していた枠が国産アニメ放送に切り替わっているところもある。一部の国内アニメ制作会社は大きな収益を上げている」と述べた。

まぁ国内の産業を守りたいってのはあるんでしょうけど、国がやると残らなくていいものまで守られてしまってよくないとか言う人もいますね。